2022.10.5(水)自己紹介、情報(エビデンスなど)について

2022.10.5(水)

40台前半、運動器系を専門に治療にあたっている医療従事者です

仕事柄、世の中に溢れる根拠なき情報には、一般人よりは耐性があると思われる

というよりももはやエビデンスの無い主張に対してはうんざりする今日この頃です

エビデンスとはどのくらいの確率で嘘か本当かを把握するものです

 

 

今日は 情報 に関して書きたくなったので

正しい情報の扱い方に興味がある方はぜひ一読を

 

情報やデータに関してどうとらえるか扱い方が世界的に決まっています

キーワードはエビデンスです

情報はその時々の感性で信じる、信じないを決めるものではありません

まずはこれを全国民に知ってもらい、適切な判断ができるようになって欲しい

なぜこれを義務教育で教えないのか?不明ですね。

 

とある医学ガイドラインエビデンスに関する簡潔な解説

     ↓↓↓↓↓↓↓↓

https://www.jspm.ne.jp/guidelines/respira/2016/pdf/01_03.pdf

たった4ページなので5分ほどです

一生使える知識なので、知らない人は一読の価値あります

機会があれば詳しく触れますが、今日は記載しません

 

 

ここではつまりはどうなんだという結論を5分ほどで理解していただくよう努力してみます。

今日覚えて、一生忘れないで欲しい事

●正解、不正解は日々変わる

 

長くなるので今日は●について記載して終わりにしようと思うのでお付き合いください

 

少し具体的にします

その時は正解でも、1年後には間違っていると認識されることは多々あります

特に医学領域では学会等で発表される新しい治療の1割も10年後には残っていないといわれています

つまり、現在発表されている新しい治療とされるものの9割は、結局は他の方法の方が良いということです。

 

具体的な内容を示します

 

 

皆さん想像してみてください

本日のイメージタイム

 

あなたの身に問題が起きて街の診療所を受診しました。すると、手術が必要です。ここでは対応困難だから大きい病院を紹介しますと言われました。別の日、大きい病院を受診しました。先生の一言、手術が必要ですね。最近出ている新しい方法で行いましょう。

 

さあ皆さんどう感じますか?

おそらく、普通の方なら今までよりいい治療を受けれるという印象を受けたのではないでしょうか。ひょっとすれば先進医療なんてワードが思い浮かんだ人もいるのではないでしょうか。よくなるという希望の光に満ちあるれる人も少なくないでしょう。

 

私がその先生に伝えることは下記です

”従来の方法で行ってください”

前述しましたが、これが専門家の考え方であり、現実です。手術を行う医師も本当に従来の方法より優れているのかはわかっていないのです

エビデンスがない

これがすべてです

つまり、何が起きるのかわからないのです

また従来の方法を受ければある程度結果は読めるので、そのタイミングで従来の方法を受けないことによる機会損失が生じてしまうリスクもあります。

 

 実際、医学領域で新しい事を行うためには倫理委員会なるものを通してからではないと行えないの通例ですので、極端に悪いことが生じる可能性は低くしています。ただし許可の条件は”良いことが起きる”ではなく”悪いことは起きないだろう”が基準ですので皆さん念頭に入れておいた方がいいです。

 

 最後に話を少し戻します。

今日のキーワードは

●正解、不正解は日々変わる

でした

 

結局、なかなか本質にはまだまだ踏み込めなったので明日以降

自分の考えも含めて踏み込んでいこうと思います

 

正しく情報を処理することは現代で必要不可欠なスキルです

だまされて悲しい思いをしないためにもコツコツを処理技術を磨いていきましょう